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珊瑚の楽園 ムーンシアターⅡ

月光浴~マーシャル諸島の神秘~


水中から見た珊瑚と満月

満月の明かりでマーシャル諸島らしさを感じる 『ムーンシアターシリーズ第2弾』 は水中をメインに撮影してみました。昼間に比べ静けさの増す穏やかな水面と水中。最も需要な事は、「どこに行くのか」、「どこをどう撮るのか」、「珊瑚ではない場所は?」など昼間その場所をどれだけ把握出来ているかなどの事前確認で、決して珊瑚を傷付ける事のないようにする事。 
そして何より静かに。。。  珊瑚達が月に一度特別な時間を過しているのですから。 / Hiro

水面に映る満月と珊瑚


水面に映る満月もとても明るい


特別な時間にひょいとお邪魔をしてまいりました。
こちらはビーチからすぐの水面から姿を現す珊瑚。時間と共に高度を上げる満月が水面に綺麗に映ります。その満月の明るさを吸収しているかのように輝いても見えるのは写真では伝わりにくく少々残念ですが、存在感を引き出す大きな演出をしてくれています。今回は時折薄い雲が掛かるも時間によっては遮るものが全くない真ん丸な月によって照らし出してくれました。珊瑚で出来たマーシャル諸島は、ヤシの木が生茂るビーチからすぐそばに珊瑚の群生があるところが何より他国との違いでもあります。それによりこのような光景を見る事が出来るのは「環礁」ならではなのでしょう。

月光浴中の珊瑚


一部水面から顔を出す珊瑚を半水面にて


干満による時間制限は昼夜問わずおのずと焦り気味になりがち。目の前に広がる光景を眺めるとそんな焦りに疑問まで出てきてしまいそうな空気感が漂います。それが夜の干潮時の「空気」なのかもしれません。引きの強い満月ではさらに珊瑚が水面から出てしまうため、半水面を撮影するにもタイミングが難しく、しかもファインダー越しからの確認も手こずります。そして昼間以上に少しの揺れや自分の動きがとても気になり、いつも以上に慎重に・・・。
撮影は全てが長時間露光となりますが、カメラという機材を通しその間辺りの空気をも吸収しているかのような時間にも感じます。そして、、何故だか今回の撮影が終わった後、腹筋が痛い。。この撮影は腹筋の運動にも良い?ようです。

明るいながらも星が輝く


昼間とは違う神秘的な光景が広がります

マジュロの明かり、南十字座、珊瑚、ボートの競演です。月から少し目線をずらしくっきりと確認出来た南十字座とケンタウルス。この時薄い雲に邪魔をされかなりの時間待ちましたが、そんな都合よくは動いてくれず、それでも薄い雲を掻き分けるように星と星が結び合ってくれました。当然ながら翌早朝に大きな丸い月は水平線に近いマジュロ環礁のヤシの木越しに消えていきました。次は太陽とバトンタッチですね。そして翌日は快晴の中、マクロに切り換え午前の干潮前にエントリー。

最後に:ムーンシアターシリーズは全く興味の無い方も多いでしょう。そもそも珊瑚に興味の無い方もいらっしゃるので仕方ありませんが、珊瑚と共に生きる我々として、これからも出来る限り様々なシチュエーションにてご紹介していこうと思っております。今後共お付き合いいただければ幸いです。

番外編


クマノミも映ります

英名:Dusky anemonefish / ダスキーアネモネフィッシュ
学名:Amphiprion melanopus
大潮の干潮時、水面に映るのは珊瑚だけではありません。珊瑚の上部にイソギンチャクと共生するクマノミの仲間・ダスキーも映ってしまいます。その他、この辺りにいたベラ、スズメダイ、カエルウオ達も。干潮時の珊瑚撮影もいいものですが、マクロに切り換えこんな感じで粘ってみるのも楽しいかも!どうしてもワイド視点にはなってしまいますが・・・。浅いのでいくらでも粘れますが、体でじょじょに満ちていく感覚が分かります。潮が少しづつ入り始め、水面の様子が変わり、周りの魚達の動きも変化をみせてきたらそろそろこの勝負?も終盤です。後のチャレンジは天候を祈りつつ翌日へ。。。







今後のムーンシアターシリーズにも乞うご期待!